アート・ブリッヂ1301は、建国1301年目を迎える美作地域の魅力を再発見してもらうことを目的に開催される、5つのアーティスト・イン・レジデンスと15エリアで開催される展覧会やイベントをつなぐプロジェクトです。

number妖精の森ガラス美術館

鏡野町上齋原にある世界初のウランガラス専門の美術館。19 世紀のボヘミアガラスの名品から現代に至る世界のウランガラス100点以上を鑑賞できる。 また2F 企画展示室では、アート・ブリッヂ1301期間中、自在な造形で高い評価を得る有松啓介氏の動物をモチーフとしたガラス作品の展覧会と、倉敷ガラスというブランドを育ててきた2人の作家を紹介する展覧会が開催される。

INFORMATION
  • 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)

    火曜日

    大人500円 高校生400円 小・中学生300円※通常の入場料金に含まれています。

  • 妖精の森ガラス美術館 TEL.0868-44-7888
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  • 【平成26年度春〜夏期企画展】
    生きものガラス-有松啓介ガラス作品展

    4月2日(水)〜9月8日(月)

    9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)

    大人500円 高校生400円 小・中学生300円※通常の入場料金に含まれています。

    2F展示室

    有松啓介さんは、ガラス作りの豊富な経験を生かして飲食器や動物などを制作し、その自在な造形は人々の高い評価を受けています。
    今回の展覧会は、十二支の動物や端午の節句の鯉のぼり、初夏の風物詩“ホオズキ”、中秋の名月の“月ウサギ”など、四季折々の生活の中で出会う動物や植物、また、日々の遊びの中で出会う遊具の中の動物をテーマにしています。
    馬をテーマにした作品では、実際にゲームに使える小さなチェスの駒から大型の置物まで多彩な造形が並びます。不思議なのは“金魚の妖精”で、100匹ほどの金魚の群れの中心にその幻想的な姿を現します。
    有松さんの熟練の技で作られた“生きものガラス”たちの個性的な造形と多彩な表情をお楽しみください。

  • 【平成26年度秋~冬期企画展】
    倉敷ガラスの展開 -小谷眞三・小谷栄次の仕事-

    4月2日(水)〜9月8日(月)

    9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)

    大人500円 高校生400円 小・中学生300円※通常の入場料金に含まれています。

    2F展示室

    この展覧会は、「倉敷ガラス」というブランドを築いてきた小谷眞三さんと小谷栄次さんの仕事をご紹介するものです。
    水島でクリスマスツリーの飾り玉を作っていた小谷眞三さんは、ある時コップの制作を頼まれ、試行錯誤の末にたっぷりとして温かみのある作品を仕上げます。これが倉敷民藝館長の外村吉之助氏の目に留まり、その後は民芸思想に影響を受けながら制作に努めました。
    昭和39年に一人一貫作業の炉を築き、50年にわたって制作一筋の道を歩みます。
    一方、大学卒業後、会社勤めを辞してガラス作りの世界に入った小谷栄次さんは、父の教えを受け、繰り返しの作業を通して技術を習得していきました。1983年に倉敷市羽島に築炉し、その後、1996年には父・眞三さんの工房がある粒江に工房を移して制作を続けています。
    この展覧会では、小谷眞三さんと小谷栄次さんの作品を並べて展示し、父子の間で作品の形や色彩について何が継承され、何が新たに展開されてきたのかをたどってみます。お二人の創作の軌跡をじっくりとお楽しみください。